環境

ECOLOGY

自然環境を侵さない
人間社会をつくるために

商社の機能を生かし、
シール資材のノンアスベスト化を推進。

アスベストは高い耐熱性・耐圧性・耐食性をあわせ持つ最も汎用性の高いシール素材として、およそ100年にわたって使用されてきました。それが、2005年のアスベスト規制を機に急速に全面廃止へと動き出しました。弊社はすでにその十数年前から代替製品の研究開発に着手。しかしアスベストに代わるオールマイティな素材はなく、用途や使用条件に合わせて個別かつ綿密に素材選定を積み重ね、限られた時間の中で途方もないテストが繰り返されました。弊社はユーザーとメーカーの間に立って課題と情報の共有化を促進。品質の向上と安定化への協力によりノンアスベスト化を実現しました。永年の実績と経験から得た膨大な知識は、その後独自の提案・解決手法に体系化され、今日の私たちの「技術商社」「情報商社」としての基礎をつくりあげています。

コンプレッサーのオイルフリー化という
環境提案。

コンプレッサーはエアを使った動力源として、化学プラントなど「火気厳禁」の施設内で広く使用されています。そのメカニズムは基本的にレシプロエンジンと同じで、ピストンとシリンダーによって圧縮空気をつくり、機器の動力に利用するというもの。従来そのピストンリングには金属が使われ、シリンダーとの摩擦を抑えるために潤滑油が必要とされていました。そこで弊社は、メーカーと共同で潤滑性、耐熱性、耐磨耗性にすぐれた、オイルの要らない樹脂製ピストンリングを実用化。環境意識の高い企業に向け、石油製品の消費を抑える「オイルフリー化」の提案を進めています。

蒸気を生かして、CO2削減。

世界的に地球環境への意識が高まる中、製造現場でのCO2削減は急務。 そこで注目されているのが工場内の「蒸気システム」の効率を高め、ボイラーの燃費を抑えるスチームトラップという技術。弁やバルブに特殊なシール材を使用し、必要な蒸気を確保しながら余分な水分(ドレン)を排出することで蒸気の熱効率を高め、コストとCO2の削減を両立します。弊社は蒸気を密封しながらドレンだけを排出する最新技術の提案を通して、CO2削減の一端を担っています。

事業フィールド
business field